食事法の本について紹介

書評
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毎日欠かせない食事は、私たちの健康に直結する重要な要素です。栄養バランスを考慮し、植物性食品や良質なタンパク質を取り入れることは、健康的な体重維持や免疫力の向上につながります。また、加工品や過剰な飽和脂肪酸を避け、新鮮で多様な食材を摂ることが大切です。

と、あまりに当たり前すぎるため見落としがちですが、毎日摂取する食事は人間をつくる源であり、食事に気を配ることは健康な未来を築くために重要です。

近年は安くて便利な食事が沢山ありますが、本当に食べても大丈夫なのでしょうか。

食事について見直したくなった方におすすめな本を、本の簡単な内容と共に紹介します。

世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事

ハーバード大学を経てUCLA助教授として活動する医師が、健康になるための「体に良い食品」はこれだけ!とシンプルに教えてくれます。

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世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事 [ 津川 友介 ]
価格:1,650円(税込、送料無料) (2024/1/1時点)


本書のポイントをまとめます。

健康に良い食品:魚、野菜・果物(メロンは血糖値上げる)、茶色い炭水化物(全粒粉、大麦、オート麦、ライ麦、キヌア、玄米、雑穀類、蕎麦粉)、オリーブオイル、ナッツ類
健康に良いかもしれない:ダークチョコレート、コーヒー、納豆、ヨーグルト、酢、豆乳、お茶
健康に悪いかもしれない:マヨネーズ、マーガリン
健康に悪い:赤い肉(牛・豚・羊・馬、鶏肉を除く)、加工肉、白い炭水化物(小麦粉、白米)、飽和脂肪酸
残留農薬の少ない野菜・果物:とうもろこし、アボカド、パイナップル、キャベツ、たまねぎ、じゃこうえんどう、パパイヤ、アスパラガス、マンゴー、ナス、ハネデューメロン、キウイ、カンタロープメロン、カリフラワー、グレープフルーツ
残留農薬の多い野菜・果物:いちご、ほうれん草、ネクタリン、りんご、もも、洋梨、さくらんぼ、ぶどう、セロリ、トマト、パプリカ、じゃがいも、とうがらし

医者が教える食事術 最強の教科書 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68

生化学×最新医療データ×統計データから、医学的エビデンスに基づいた、本当に正しい食事法を1冊に網羅しています。間違えて覚えてしまっていた「食の教養」をアップデートしましょう。


本書のポイントをまとめます。

気にすべきは糖質。血糖値を大きく上下させないこと。血糖値が健康管理の最大の鍵
不自然な化学物質を避け、酸化や糖化から身を守り、免疫力を引き出す
糖質が太る唯一の原因で、カロリーは肥満と関係ない
プロテインやアミノ酸は腎臓を壊す
ちょこちょこ食べるほうが太らない。一回の食事で食べすぎない腹七部目が大事
体に良い食べ物:エキストラバージンオリーブオイル、添加物のないナッツ類、ワイン、カカオ70%のチョコレート、大豆、ナチュラルチーズ、ブルーベリー、挽きたてのブラックコーヒー、酢、生物、シナモン
ダメな糖質:ジュース>お菓子>果物>白米・パン>玄米、全流粉、イモ類
野菜→糖質→タンパク質の順番で食べる
朝昼夜の食事配分は3:5:2
炭水化物は脂質と一緒に食べる。お酢も良い。
寝る四時間前には何も食べない
日本人は塩分を摂りすぎる民族
AGEの多い食事は避ける、高血糖でもAGEは上がる
マリネするだけでAGEは減る
生→煮る→焼く→揚げるの順でAGEが増える
老化防止:うなぎ、鶏肉、マグロ、スパイス(カルノシン)
ポリフェノールは摂りすぎなければ体に良い
ポリフェノールが多く含まれる食品:コーヒー、緑茶、紅茶、赤ワイン、ブルーベリー、ぶどう、すもも、プルーン、柿、バナナ、いちご、りんご、ざくろ、大豆、大豆加工食品(豆腐、納豆)、たまねぎ、オリーブ、ブロッコリー、そば、ごま、くるみ、アーモンド、ココアパウダー、チョコレート
海藻で腸内細菌のバランスを整える

「安い食べ物」には何かがある 生鮮食品、加工品、輸入品、原材料、添加物……ここだけはチェック

10万部突破のベストセラーである、『行ってはいけない外食』の著者が書かれた本です。なぜか安い食べ物の危険性を解説しており、食べて良い食品と悪い食品の区別がつくようになります。


本書のポイントをまとめます。

たんぱく加水分解物、酵母エキスは化学物質だが食品添加物扱いではない
食品として分類され、アミノ酸等と記載できるので、大量に使っていても無添加、化学調味料不使用と表示できる
食品添加物は食べた本人はもとより、自分たちの子孫にまで影響を与える可能性がある
同時に何種類かの食品添加物を摂取した時の影響など分からないし、調べようもない
卵:黄身の濃さに騙されてはならない。鳥に使った抗生物質が食べている人間に移行する。1パック100円はあり得ない値段
漬物:使われている野菜は生産国表示義務がなく、ほとんど中国産
味噌・醤油:発酵なし、のなんちゃって製品が多い。アミノ酸を加えている
豆腐:膨張剤でカサ増し。国産大豆を買うべき
納豆:国産を買うべき。大量生産の納豆に使われている納豆菌は、遺伝子操作されている場合が多い。付属のたれは使わない
野菜:無農薬、無化学肥料のものを選びたかったら、基準が曖昧のため、明記しているものを買う。小松菜やほうれん草が濃い緑色の場合は、硝酸態窒素が野菜の中にあるかも
果物:飲み屋のレモンサワーのレモンをつつかない。バナナは完熟しないで売られている
刺身:盛り合わせは加工品。食品添加物の使用が認められている。ツマやシソの葉は食べてはいけない
切り身魚:大型魚は重金属の接種につながるので避ける
肉:食肉になる牛の80%、豚の70%は病気。肉は対面販売で購入する
鶏肉:本当の地鶏は硬い。やわらかい肉には何かある
缶詰:油を使っているもの、トマトなど酸性の強いものには注意。へこんでいるものは買わない
砂糖以外で甘味がつけられる:アガベシロップ、羅漢果糖、喜界島の黒糖、メープルシロップ、蜂蜜
アイス;ラクトアイスではなく、アイスクリームのみ食べる
塩;高くても天然塩を選ぶ
ケチャップ:産地記載がなければ中国製。産地を記載している商品を選ぶ
ミネラルウォーター;ナチュラルミネラルウォーターを選ぶ
ペットボトルのお茶:農薬まみれの茶葉。ビタミンCと書いている場合は酸化防止剤で化学物質が含まれる
お茶としてハーブを楽しむ場合はオーガニックを探す
ウエットティッシュで口を拭かない
安い食器は汚染された土壌で作られているかも
割り箸やつまようじも毒性の強い薬品に漬けられて輸入

健康本200冊を読み倒し、自身で人体実験してわかった 食事法の最適解

世の中にあふれる健康的な食事法、いったいどれが正しいのか。著者自身が沢山の本を読み、自分の体で実験してみた体験記です。


本書のポイントをまとめます。

米:分づき米にするか、白米に雑穀やもち麦、昆布、寒天などを入れて炊く
デトックスしたいときは玄米
先に野菜を食べる
パン:全粒粉入り、ライ麦のパンを選ぶ。クロワッサンは食パンより血糖値上りにくい。
グルテンフリーは添加物に注意
肉は鳥→豚→牛の順に健康効果高い。脂の少ない部分を食べる
EPA、DHAが高く、水銀が少ない魚:イワシ、さんま
魚以外の海産物も健康成分を多く含んでいる
アブラナ科野菜と緑黄色野菜を食べる。1日5皿
アボガドとブロッコリーは最強
砂糖の代替:てんさい糖、きび砂糖、黒糖、メイプルシロップ、アガベシロップ、ココナッツシュガー、天然はちみつ、ラカント、有機砂糖、オリゴ糖
一汁一菜の粗食がよい
少食が人生を好転させる
自分のカフェイン耐性を見極める、腹痛になる人がいる

健康本を読んでみての感想

食事に気を付けることがいかに重要か読めば読むほど実感し、同時に今までの不摂生に対して怖くもなりました。

これからは食事により注意しようと思う一方で、あまりにも神経質になりすぎると何も食べられなくなりそうです。

また、著者により見解が別れていることも事実であり、誰の発言を信じるべきか判断が難しいです。

共有見解として加工食品は間違いなく体に悪いようなので、まずは生鮮食品だけを食べることから始めようかなと思います。

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