書評&要約「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」

書評
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リクルートの営業+和田中の校長として活躍されてきた藤原和博さんによる著書、「藤原和博の必ず食える1%の人になる方法」を紹介します。

2013年に発売されながら、令和の時代のキャリア論として根強い人気を持つ本です。

正解のない時代において、「100万人に1人の存在」として活躍するための戦略を、教育改革実践家の藤原和博氏が解説します。

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藤原和博の必ず食える1%の人になる方法 [ 藤原和博 ]
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1つの分野で1万人に1人になるのは至難の業であるため、20代~40代にかけて、3つの分野で100人に1人を目指すというのがこの本の前提となる戦略です。

本書の主なポイントを紹介します。

「経済的価値×権力志向」の「力」を求める人へ

仕事を任せてもらえる会社:100人~1000人程度が狙い目
売上高が1億~100億円規模の伸び盛りの会社が成長できる
会社で作業ではなく仕事をする
営業力・プレゼン力・交渉力を身につける
正解主義、前例主義、事なかれ主義を打ち破れる人になる
上に行けば行くほど上司が最大のリスク→自分がすげ替え不可能な人材になる

「経済的価値×プロ志向」の「技」を求める人へ

社内自営業者になる、自分で自分を雇用している人の意識
週二冊の読書ペースを目標にする
一万時間で技術を身につける:毎日8時間なら3年半、平日5時間なら10年、平日3時間なら16年半
SSK(接待、査定、会議)に耐える
20~30代で貸しをつくって、40代で助けてもらう
知名度を上げるために小物にこだわる
名刺はシンプルに、ホームページ作成、自分の本を出版する
出張もチケットは相手に取ってもらう人になる
自由、寂しさに耐えられる人になる

「経済以外の価値×権力志向」の「つながり」を求める人へ

組織に必要とされるスキルを身につけ、追い出されない人に
無駄な時間に耐えられる人になる。SSK(接待、査定、会議)に耐える
組織以外のリアルなコミュニティーに属す
早めからの複数のコミュニティーづくりで、一山主義から、連山主義へ
仕事以外で他社からクレジットを得られるか、得られないか

「経済以外の価値×プロ志向」の「好き」を求める人へ

一生を捧げてもいいと思えるほど好きなものを見つける
これからは〇〇セラピストが仕事になる
経済的基盤は結婚相手に助けてもらう。C領域の人を狙って結婚する
固定費を下げるため、家やマンションを買わない。パラサイトやシェアハウスに住む
あなたのファンを作る

感想「必ず食える1%の人になる方法」

自分のタイプを力、技、つながり、好きと4つに分類し、どの種類で100人に1人を目指すのか、戦略が興味深かったです。

どのタイプに自分が該当するのかを考えることは少し難しいですが、生き方の大まかな方針として掛け合わせは重要な考え方だと思います。

あまりに掛け合わせる数を増やしすぎると、どの分野においても中途半端になってしまうため、塩梅が難しいです。

人生の大きな設計図としては、非常に参考になる本だと思います。

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