The Wasabiesの紹介!モンゴルのアーティストグループ!

モンゴル
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The Wasabiesという、モンゴルの女性アーティストグループの紹介をします。

彼女たちがどんな曲を歌っているのか、歌詞を日本語訳した記事がありますので、まだ曲を聞いたことのない方は読んでみてください。

The Wasabiesのこれまで

The Wasabiesは、フランスのリアリティ番組「スターアカデミー」(“Оддын академи”)の第1シーズンで結成された、モンゴルのガールズグループです。

グループメンバーは、ブヤンドゥラム、エンクヘレル、アミンフスレン、アヌジン、アンジェリーナと5人です。

前述した番組では、9週間のトレーニングを行い、12人の出場者のうち最終的に5人がグループとしてデビューすることが発表されました。

選抜されたメンバーがデビューしたのですね。

この番組に出演する前、メンバーのブヤンドゥラムはダンサーと振付師として活躍しており、彼女にとっても表舞台でデビューすることは衝撃的だったようです。

当初は色鮮やかなグループの印象もあってか、K-POPに近い存在のようにも思われていましたが、他のグループの模倣をするのではない唯一無二のグループを目指して活動しています。

ちなみに、The Wasabiesというグループ名は、彼らのプロデューサー兼ソングライターである、ナランズン(Б.Наранзун)によって付けられました。

この名前は、寿司によく添えられる日本の辛味調味料「わさび」に由来しています。そこから、グループの強くユニークで、スパイシーなコンセプトを表現しているそうです。

金銭面では多方面から支援を受けています。

モンゴルの通信会社G-Mobileからは、1億円(約35000ドル)のスポンサーを受け、アメリカのリアリティ番組「Shark Tank」のモンゴルテレビ版(Шарк Танк)に参加し、「Petrovis Group」のCEO(最高経営責任者)オユンゲレル氏と「MCS Group」の副社長エンフトゥブシン氏から1億円(約35000ドル)の投資を受けました。

モンゴル中から、非常に期待されているグループですね。

その後、モンゴルのレコード会社である、Leto Music Companyと契約し、The Wasabiesは、2018年4月5日に「Girls Generation」という曲でデビュー。

「Girls Generation」は、今日のデジタル化に合わせて電子版で発表されており、後日改めてCDで販売を開始しました。電子版→リアルCDの順番です。

2019年8月22日には「Runaway」のミュージック・ビデオを公開し、メンバーのアンジェリーナがグループを休止することを発表。しかし、なぜ休止するのかについて理由は明らかにされていません。

The Wasabiesのこれから

海外志向が強く、「アジアでモンゴルのことを宣伝する」という、強い意志を持ったグループです。

海外進出に向け、なんと他のアジア言語でも曲をリリースしていまして、台湾のゴールデンミュージックアワードに招待されたこともあります。

グループ全員は中国語と英語を話すように教育されていて、エンクヘレルは中国語と英語、ブヤンドゥラムは韓国語、アンジェリーナはロシア語、アヌジンは英語が堪能です。

前回紹介しました「Үгүй」は、Asian Entertainmentが選ぶ、アジアのベストソング50の20位にランクインしています。今後の海外進出に非常に期待の持てるグループですね。

音楽以外の活動でも積極的です。

ダウン症の子供たちを支援するための出版事業にも協力をしており、ネルコキッズ社(НэпкоКидс)やモンゴルのダウン症協会と協力して、ダウン症の子供たちのライフスタイル、習慣、を理解するための本を2020年9月に出版しました。

「モンゴルを引っ張る」信念を感じる、力強いアーティストです。

Girls Generationから読み取るThe Wasabies

デビュー曲から、The Wasabiesの方向性を考えてみました。

The Wasabies – 'Girls Generation' Lyrics Video

この曲は女性目線から見た恋愛ソングです。

The Wasabiesの名前を何度も繰り返したりと、自己紹介的な歌詞が多いです。

他の歌詞も、Худлаа хайр нь no no no(偽の愛はいらない)やХуурамч залуу өөрөө зов(偽物の若い男は自分で苦しむ)と、女性目線で歌う典型的な恋愛ソングになっているように思えます。

その後、Уйлж суух нь охидын зам бишээ(泣くのは女の人の生き方ではない)や、Уруу дорой бус толгой өөдөө дээшээ(下を向いて弱くなるのではなく、頭を上げて上へ)と、従来の女性らしさとされてきた弱さを捨てて、成功を貪欲に目指すような力強い姿勢が感じ取られます。

個人的に特に印象的だったのは、以下の歌詞です。

Идэвхтэй байж өөрийн түүхээ бичээч

(積極的に自分の歴史をつくろう)

 Stars are shining about, everybody’s feeling love

(星々は輝いている、みんな愛を感じている)


今後モンゴルを代表して、自分達が音楽の歴史を作っていくのだとする、決意を感じさせますね。

おそらく、Starsは当初5人であったThe Wasabiesの各メンバーのことを指しており、ファンのおかげでThe Wasabiesが輝き続けることを表現しているのかな、と感じました。

彼女たちの活躍にこれから注目です!

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