仮面ライダー龍騎のストーリーの面白さは、言うまでもありません。
これからの記事で、仮面ライダー龍騎のストーリーの奥深さに迫っていきたいのですが、その前に戦闘シーンの面白さにも注目しましょう。
前回お伝えしたように斬新なストーリーが面白い仮面ライダー龍騎ですが、仮面ライダーの戦い方にも面白さがあります。
ストーリーについての記事はこちらです。
カードを使いモンスターと共に戦う
今では当たり前になったカードライダーですが、仮面ライダー龍騎はカードを使って戦い始めた最初のライダーです。
カードを使い武器や必殺技を繰り出せるようになり、なんと敵モンスターまでもカードで仲間にできます。
仲間にしたモンスターが仮面ライダーの相棒となり、モンスターと仮面ライダーが協力して戦います。
なお、協力といってもあくまでモンスターとは契約関係であり、モンスターとの契約を守らないと逆に仲間であるはずのモンスターに襲われることもあります。
契約が保たれる条件としては、以下の2点です。
・定期的にエサ(別のモンスターを倒して得るエネルギー)を与える
・契約カード、デッキ(変身ベルトの一部)を破損させない
このように利害関係のみでつながっているドライな面も、生々しくて面白いです。
カードというアイテムによって、おもちゃとして展開できる商品も増えたので、商業的に成功しました。
また、各仮面ライダーごとに特殊なカードを使うことでバトルも多様化し、戦闘シーンの内容的にも成功を収めたのが龍騎です。
鏡の中の世界で戦う
二つ目は、ミラーワールドと呼ばれる鏡の中の世界でしか、仮面ライダーは戦えないことです。
ミラーワールドには一般人は入ることができず、モンスターと仮面ライダーのみが存在できます。
鏡の中だけに住むはずのモンスターが、現実世界に飛び出てきたときこそ仮面ライダーの出番です!、、
のはずが、以前も述べましたように仮面ライダー龍騎における仮面ライダーはヒーローではないので、一部数人のライダーのみが民間人を助けます。
逆に民間人を襲う仮面ライダーもいるのが面白いポイントです。
ミラーワールドに入ると、看板の文字など全てが反転しています。
余談ですが、当時は俳優さんも戦闘シーンでは逆手で戦っていたそうです。
細かいところまで設定が突き詰められていますね。
現実世界に怪物やモンスターといった異物が登場し、「ヒーロー(仮面ライダー)がやっつける」という構図ではなく、ミラーワールドでひっそりと、僕達が知らないところで戦いが行われていくのが、仮面ライダー龍騎です。
鏡の中で、殺し合いが行われているのです。
龍騎を見たことのある人は、鏡を意識してばかりの人生となるでしょう。
13人もの仮面ライダーが容赦なく減る
三つ目は、仮面ライダーが13人出てくるところです。
各ライダーごとに戦い方も性格も違うため、戦闘シーンを見ていて飽きません。
「どのライダーが一番強いのか、初めて戦う〇〇ライダーと△△ライダーはどちらが勝つのか」見どころがいっぱいです。
そして、13人もいた仮面ライダーが、最終回では一人しか残りません。
なんて恐ろしい世界なのでしょうか。
仮面ライダー(人間)が、平気で死んでいくのです。
それも、死ぬシーンもしっかり見せられるので、小さな子供たちにはトラウマが残るでしょう。
実際僕も、あるライダーが発狂しながら死んでいくシーンがあるのですが、そのシーンが今でもトラウマになっています。
13人も出てくる仮面ライダーが、どのような戦闘をして、最後に誰が生き残るのか。
仮面ライダーの存在にありがたみを感じなくなるほどのライダーの多さに、視聴者は圧倒されますね。
ストーリーはもちろん、戦闘も面白い
今回は、戦闘シーンに関わる龍騎固有の設定を見てきました。
重厚なストーリーはもちろん、戦闘シーンもかなり作り込まれており、斬新な設定で溢れています。
ストーリーがメインの作品ですが、充実した戦闘シーンのおかげて、子供もしっかりと楽しめますね。